腰痛の症状や原因とは?痛みを和らげる方法や予防方法を解説
腰痛
腰痛とは?
腰痛の約85%は原因不明と言われています。
レントゲンやMRIといった画像診断を行っても原因が特定できない、「非特異的腰痛」です。
長時間の中腰や猫背などの不良姿勢や運動不足で腰を支える筋力が弱っている時に起こる、いわゆる腰痛症です。
特に寒さで筋肉が硬直する冬場は神経が刺激されて痛みを感じやすいです。
夏場も冷房によって痛みが誘発されます。
日頃からセルフケアを行っていれば短期間で症状は軽減しますが、休養が十分でない、ストレスなどの心因的要因がある場合は、症状が長期化することもあります。
ご自身の生活習慣は、腰痛に大きく関わっています!!
腰痛になってしまう主な原因と
メカニズム
腰痛を引き起こす原因の多くは、「筋肉量の低下」です。
みなさん、最後に運動をしたのはいつ頃ですか?
自分の身体を支えている筋肉が衰え、蓄積された負荷によって自重を支えきれなくなると痛みが起こります。
特に腰を支えている「腸腰筋」というインナーマッスルは、デスクワークによる着座姿勢や猫背で衰えやすいです。
腰に違和感のある方は口々に、「運動しないと駄目だよね…わかっているけれど…」と語ります。
筋力の低下は、たんぱく質やビタミン・食物繊維を食事でしっかり補って改善しましょう。
ファストフードやコンビニ食は多くても週2回まで。
運動と食事のバランスが腰痛予防や痛めない身体づくりのポイントです!!
腰痛の痛みと主な症状
腰痛には、様々な症状があります。
痛みを放置しているうちに神経まで痛めて、腰椎ヘルニアや坐骨神経痛に見舞われてしまう方もいます。
まず気をつけておきたい症状は、手足の冷えです。
腰痛を発症する前に手足の冷えを訴える方が驚くほど多いです。
なぜなら手や足など身体の末端は心臓から遠く離れているため、血行不良が起きやすいのです。
特に腰に何らかの不調がある場合、血液は腰に集中して巡りはじめます。
そうすると手足など末端の血液が不足し、腰は熱を持ちはじめて炎症を引き起こします。
これが腰痛の原因です。
みなさんの手足は冷えていませんか?
いつも冷えを感じている方は要注意です。
腰痛予備軍かもしれません…。
腰痛の対処法と注意点
腰痛を発症すると痛みはなかなか消えません。
そこで、やはり大切なのは予防です。
過去に腰痛を経験した方は再発リスクがとても高いです。
対応の基本は、運動習慣と栄養バランスにすぐれた食事です。
みなさん、最後に運動したのはいつですか?
今朝は何を食べましたか?
運動習慣のない方の筋肉量は、20歳を過ぎると1年に1%ずつ低下していきます。
朝ごはんを食べない方、バランスの悪い食事を続けている方は、痛みを発生させるホルモンが過度に働く傾向があります。
1日20分以上のウォーキングと3色バランスの良い食事(野菜の食物繊維・お肉やお魚のタンパク質)、生活習慣を見直すことが、腰痛予防と根本的な解決のカギとなります!
腰痛の施術法、即効性のある対処法
腰痛を早く治すためにも、繰り返さないためにも大切なのが、「水分補給」です。
みなさん、1日何リットル水分を補給していますか?
厚生労働省によると、成人が1日に必要とする水分量は、2.5リットルだそうです。
水分は外から取り込んだ酸素や栄養、体内でつくられたホルモンなどを組織に運び、不要な毒素や老廃物を体外に排出しています。
血液の80%は水分で構成されており、筋肉も多くの水分を含んでいます。
水分が不足すると筋肉はビーフジャーキーのようにパサパサになり、痛みやすくなります。
逆に水分を多く含んだ筋肉はサラダチキンのようにプリプリで柔らかく、痛めにくくなります。
水分補給は、痛みを防ぐためにも大事な習慣です!!
整体が向いている腰痛
繰り返される腰痛に、整体はピッタリです。
いつも同じところが痛くなる、寒くなると痛くなる、朝起き上がる時に痛くなる…。
そうした方は身体のゆがみが大きく関わっています。
整体はゆがんだ骨格を正しい位置に整え、筋肉・関節を正常に機能させて、痛みのない身体へと導くことができます。
そして、正しい骨格の維持に欠かせないのが筋肉です。
いくら整体で骨格を整えても、それを維持する筋力が弱ければ、すぐに元に戻ってしまいます。
特に姿勢の維持に大切なのが腹筋です。
ご自身の腹筋に自信はありますか?
骨格を整えて筋肉を強化することは腰痛改善に効果的です。
この機会に、ご自身の身体と向き合ってはいかがでしょうか?
腰痛に関するQ&A
Q. 腰痛によく効くストレッチ方法は何ですか?
A. 緊張した筋肉をほぐすストレッチが有効的です。
筋肉の緊張が和らぎ、可動域が広がり、腰椎への負担を軽減できます。
「腸腰筋のストレッチ」や「脊柱起立筋のストレッチ」がおすすめです。
Q. 腰痛の原因は何ですか?
A. 腰痛の原因は様々ですが、最も一般的な原因としては、筋肉や靭帯の緊張、椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症などが考えられます。
まず、身体の状態を確認し、根本原因を見極め、症状改善を図りますので、ぜひ一度ご来院ください。
Q. 腰痛になったのですがお風呂は入れますか?
A. 38~40度のぬるめのお湯をいれ、みぞおちぐらいまで浸かるようにしましょう。
おすすめの入浴時間は、20~30分程度です。
Q. 腰痛の改善には腹筋を鍛えればいいと聞いたのですが、本当ですか?
A. 改善の効果は期待できます。
腹筋が低下することで、姿勢不良になり、腰痛の原因になりえることがあります。
腹筋を鍛えることで、正しい姿勢になり、脊柱や関節への負荷を均等に分散し、腰部の安定性を向上させることができます。
Q. ぎっくり腰を再発しないためにはどのようなことに気をつけて生活すればよいですか?
A. 「座り続ける時間を減らす」「お風呂で身体を温める」「普段から運動を行う」を意識して生活しましょう。
Q. 腰痛の施術を受けるときどのような服装で行けばよいですか?
A. 動きやすい服装でお越しいただければと思います。