産後の尿漏れ

毎号、健康新聞をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今月は「産後の尿漏れ」についてお届けします。
くしゃみや小走り、立ち上がった瞬間などに尿意に関係なく漏れる。
これは出産時に子どもが産道を通った際に骨盤底筋群が伸びて、筋力が緩んで低下したままの女性に多い症状です。
運動が苦手で筋肉量が少ない方は、内ももの筋肉が使えていない傾向にあり、座ると自然に脚が開いていることも…。
下腹部の腸腰筋も弱り気味で、減量しても下腹だけがポッコリと出たりします。
食事制限で痩せたという方は筋肉量の減少で体重が減った可能性があるのでご注意ください。
骨盤底筋群が弱っていると、骨盤内の子宮が下がることで血流が悪くなり、ＰＭＳや生理痛に悩まされたり、更年期を過ぎると子宮脱になる方もいます。
尿漏れを予防するには、日頃から身体を動かすことが大切です。
椅子に座っているとき、脚はどうなっていますか？
脚を組んでいたり、膝と膝の間に大きな隙間ができていませんか？
脚を閉じて座るだけで骨盤底筋が刺激され、尿漏れの予防につながります。
筋肉が落ちるのはあっという間ですが、筋肉をつけるのは大変です。
コツコツ続けていきましょう！